友人のことです。
その人は、1年前まで人の悪口をずっと言っている人でした。 私は、心の中で『言葉』を唱えながら悪口を聞いていました。 すると半年後、その人は職を失い、今度は人の悪口ではなく、自分を責める言葉を発するようになりました。その時友人に『言葉』を教えました。
友人は、これまで『言葉』を伝えてきた人達の中で、一番(唯一)『言葉』を使う人でした。なぜなら、私と会うたびに一番最初に発するのが『すそいおん』。他の会話の途中でも、『すそいおん、すそいおん』と自ら言っていたからです。
でも、なかなかすぐには新しい仕事に恵まれず、とっても暗くなり、将来への不安に頭を抱え、どん底にいるようでした。私はその友人に『言葉』を使ったりしながら、様子を見ることしか出来ませんでした。そうしたら、最近仕事が決まったと報告がありました。それもまた、私と同じ親会社&勤務地も近くとのことで、やっぱり『言葉』を使う人だったのでご縁があるんだなあと思いました。
初出勤後に会った時には、ピシッとした、カッコいい姿になっていました。初日の様子を聞くと、職場に会いたかった人がお客さんとして来られたと喜んでいました。その姿を見て、私まで嬉しくなりました。
ルポポ娘(山形県/30代)