知人から「友人がコロナに感染して入院したけれど、連絡がこない! 一緒に『言葉』を使ってほしい」と連絡があった。
床につき、その方の顔を思い浮かべながら、何度も何度も『言葉』を送った。
『言葉』をいいながら、いつのまにか寝落ちした私は夢をみた。
病院のパイプベッドにその友人が横たわっている。すると上半身だけ「むくっ」と起き上がった。その光景を見た私は、「ああ、よかった!回復したんだなぁ」と、夢の中で思いながら目が覚めた。
その日の昼、入院していた友人から連絡がきた、と一報を頂いた。
友人はコロナで肺の後側が真っ白、うつ伏せ寝の状態で死線を彷徨っていたが起き上がるまでになった。死の淵からの生還の連絡が、今、本人から入ったと。
退院後、その友人は、『言葉』を伝えていきたいと宣言され、今も活動されている。
mom mom(大分県/60代)