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シクラメンの姿

私の勤める会社では、社員の誕生日に経営者から花のプレゼントがあります。

誕生日が同じ月であっても、いただくお花が違っていることがよくあり、毎回楽しませていただいています。

私は12月が誕生日です。去年いただいたお花の鉢植えはシクラメンでした。いただいた時には、満開の花々の中に幾つかのつぼみが花開こうとしていました。偶然にも前年いただいたお花もシクラメンで、花こそ咲いていませんが、未だに青々としていました。同じようにすれば育つだろう。過信していたのかもしれませんが、新しいシクラメンの鉢植えは、一週間過ぎる頃には枯れ始めました。水のやり方を変え、鉢植えを移動させても、枯れていくばかりでした。『言葉』は忘れずに使いながら、行っていました。それでも枯れるのを止められませんでした。花のつぼみも色褪せていき、葉は枯れて落ちいきました。申し訳ないのが半分、あきらめの気持ちが半分ありました。

一本だけ枯れずに残った茎がありました。シクラメンの最後の一本です。『言葉』をかけるのにも、自然と力が入ります。その一本に『言葉』をかけ続けて一週間が過ぎました。『言葉』にどこまで応えてくれるのか分かりませんが、いまだにシクラメンは、同じ姿のままそこにいてくれています。



グリーンフィンガー(大分県/50代)

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