高齢の父に初めて『言葉』を使った体験です。
年末に88才の父親がコロナに感染し、そろそろ陰性になるかなという時に食欲がなくなり、寝てばかりになりました。そして数日後に立てなくなり、何とかゼリー飲料を飲ませて過ごしていました。父は真面目な人ですが、狭量で偏屈な性格は年と共に増してきていて、時々怒鳴り声を上げていました。
そんな父に『すそいおん』を使ったことはなかったのですが、食事や買い物などの現実的なこと以外に、何か出来ることはこのことだ、と思い、自然と『すそいおん』を使っていました。起き上がった時は直接本人に向かって、寝ているときは扉ごしに本人のほうに向かって、毎日何回か続けました。
そして数日過ぎた頃、少しづつ何とか自分で起き上がることができるようになり、ある日急に自転車に乗ると言い出し、近くのコンビニまで買い物に行っていました。母とその姿にびっくり!! 少し手の震えは残っていますが、今はほぼ回復しています。
sei(京都府/50代)
Commentaires