三女が失踪しました。
彼女は、アスペルガーとADHDの病名がついていています。
突然の思いつきで行動することは多々ありましたが、ある朝から数ヶ月行方不明になり、全く連絡が取れないことは初めてでした。
もちろん警察にもいきましたが、「成人してるならただの家出ですよ」と、取りあってもらえませんでした。家の中は暗くなり、もはや家族に出来ることは『すそいおん』を唱えることだけ。必死になってみんなで唱えました。私や祖母は紙に彼女の名前を書いて、その上から『すそいおん』を書くことも毎日しました。
そのことを始めてから数日後、本人から連絡があり居場所が分かりました。偶然にも友人が、娘のいる近くまで行く用事があるからと訪ねてくれ、元気でいることを知ることが出来たのです。親元を離れて一人で生活したかったらしいのですが、当然のことながら、大変心配しました。
今も遠く離れており、ふと心配が過った時は、『すそいおん』を自分が安心するまで送ることをしています。
出来ることは、これしかない、と思っています。
のん(大分県/50代)