4年前。
衝撃的な出逢いがあり、一方的に20年の結婚生活に終止符を打ちました。
何より幸せだと感じていた家族を私が壊したと、子どもたちには大層嫌われました。
私には家族も大切だけど、その時本気で選ぶ道があったのです。嫌われても言い訳もせず、いつか分かり合えたらなぁと、自身の道を歩きました。
4年の間に娘も結婚・離婚を経験し、何を感じたのか、一時的ではあるけれど数年ぶりに共に生活をしています。でも残念ながら、『言葉』を伝えても「いらない」、とまだ少し反抗的。
そんなある日、娘が酷く痒みが出る疾患で痒さに耐えきれず、ヒステリーを起こして暴言を吐きまくり、イライラしていたので、運転しながら娘に向けて『すそいおん』を繰り返す。 数分後、じっと見つめる視線に気づき、「どうしたの?」と声をかけると、先程までが嘘のように「なんか痒みが止まったの」と不思議な顔。
今はまだ、『言葉』を受け入れない娘の、その抵抗も何なのだろうと思いながらも、気長に伝えていくつもりです。
そんな中、私は魔法を使えるようになってきてるな、とひしひしと実感しています。
イリピ(大分県/40代)