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安らかな最期

95歳の母との話です。

ある朝突然施設から電話があり、母の様子がいつもと違うので、すぐ会いに来て欲しいとのことでした。コロナのこともあり、窓越し面会しか出来ないでいましたが、お部屋の中に入れてもらい、看護師さんからは、このまま静かに見送りましょう、とお話がありました。

兄が来るまでの間、意識のない母と2人で、昔話や感謝の気持ちを伝えながら、頭では何も考えることなく、『すそいおん』とだけ唱えていました。


兄が昼すぎに来て面会したあと、ふたりで家に片付けに戻り、1時間後、施設へ帰ったらいつもの母に戻っていました。看護師さんも驚きながら、この様子なら点滴をして口からも何か食べさせてみましょう、ということになりました。

いざというときの覚悟はしていたものの、少し気が動転していた私に、元通りとはいきませんでしたが、それから3週間頑張ってくれ、その間に母の顔を見に行きながら覚悟をすることが出来ました。


また、夜間だと立ち会うことが出来なかったのですが、日中、兄とふたりでとても安らかな気持ちで見送ることが出来ました。

そして母も穏やかにすっきりした顔で旅立ちました。



かずちゃん(岩手県/50代)

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