昨年9月、直撃台風の中での夫の告別式のことです。
コロナ禍のため、5日間待つことになりました。通夜、告別式の日に台風が何年ぶりかで上陸するとのニュース。早目の避難の呼びかけにハラハラ。ドキドキ。そんな中で『言葉』を唱えました。
雨、風が強まる中、早朝の出棺。火葬場への往復でバスが大きく揺れたことで危険と判断され、この状況では再度バスは出せないと関係者から言われました。収骨の時間が迫る中、心の中で『3 58すそいおん』の言葉を唱えていました。すると、会館の方が掛け合ってくださり、今でしたら、との判断でバスを出してくださることになりました。
車中の緊張感の中、運転手さんや外の状況に『言葉』をかけ続けたところ、台風の上陸はまだのはずでしたが、雨は止み、突風は吹かず、まるで台風の目に入ったような穏やかな領域の中で収骨を終え、無事に戻ることが出来てホッとしました。その後還骨法要を終えた後は予測された嵐となりました。
身を持って不思議な体験であり、私にとって『言葉』の力を実感出来る大きな出来事でした。
チョースケ(宮崎県/60代)