脳梗塞後の後遺症で意識障害が残る父がいます。約12年長期入院中で、先日院内感染でコロナウィルス陽性となりました。
父が感染する前から、私は『すそいおん』を父に言い続けていましたが、日に日に容体は悪化。肺炎も患い、肺が真っ白になりました。
感染2週間後には、「葬儀社の手配先も考えておいて」と言われ、父の死を覚悟していました。父方の祖母にはずっとこの事実を言えずにいましたが、父がもう長くないかもしれないと思うと、祖母に『すそいおん』を父に向けて言ってほしいと思い、伝えました。
今までも何度か『すそいおん』を祖母に伝えましたが、うまく言えなかったり、忘れられたりしていました。
でも今回だけは、毎日父が入院している病院の方角に向かい、『すそいおん』を言い続けてくれました。
すると、真っ白だった肺が少しずつ良くなり、1ヶ月後には「もう大丈夫です。奇跡的回復ですね」と主治医より言われました。肺炎のあともなく、元の父の状態に戻りました。魔法の言葉『すそいおん』のすごさと、祖母の『すそいおん』を唱える姿勢を通し、改めて父(息子)を想う姿にも感動しました。
81(大分県/30代)