父の大腸がんが、10年ぶりに再発。
肝臓にも複数転移しており、大腸を切除した後から抗がん剤治療が始まりました。
昔から父は怒ると暴力的になる人でした。 家族に対して、ありがとうと言ったこともほとんどありませんでした。
そのような介護の日々の中、『すそいおん』を父に対して言い続けていたところ、介護をする私に対して、「ありがとう」「子供のお迎え時間大丈夫なの?」等、気遣う言葉が出てきたのです。(もちろん、病気が進行して介護無しでは生活出来なくなってきたのも関係あるかと思います)
癌は進行し、ある日痛みが増し、救急車で運ばれて意識朦朧となり、看護師さんからは、葬儀の準備をしてくださいと言われました。
『3 58すそいおん』も一生懸命使いました。その後意識も戻り、1ヶ月間緩和ケア病棟で、穏やかな時間を過ごすことが出来ました。
そして、私がいちばん衝撃を受けたことは、離婚した母が父に面会に来て、何のためらいもなく『すそいおん』を使ったことです。
小さい頃から、また、離婚後10年以上、父の悪口を言っていた母。
こんな奇跡的なことが起きたのは、『すそいおん』があったからだと確信する出来事でした。
しなぷしゅ(山形県/30代)