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記憶の書き換え

施術の仕事をしています。

コロナも少し落ち着いたからと、久しぶりにいらした方が、途中から、頭を念入りにほぐして欲しいと仰いました。

数日前友人に、『すそいおん』を心の中でたくさん言いながらヘッドマッサージをしてもらい、とても気持ちが良かったので、これ幸い、実験の機会をいただいた!と、たくさん『言葉』を使いながらやっていると、

「実は、数年前に頭の手術をした時、術後すぐの集中治療室で、両隣の方々が亡くなられた。術後間もない自分は頭が動かせず、容体が急変し、医師や看護師さんがバタバタしている音を天井を見ながらずっと聞いていた。その時の、自分もそうなるのでは、という恐怖。 ましてやコロナ禍で家族も面会出来ず、ひとりきりでという気持ちで怖くて怖くて仕方なかった。それ以来、天井を見て眠れない。でも今日、頭を丁寧にほぐしてもらって、新しく優しい記憶に書き換えられるような気がして涙が出たよ」と仰られ、思わず私もウルウルしました。

生きてる中で響き合うって、こういうことなのだなぁと思い、これまでに『言葉』が使えたというようなことは何度かありましたが、『言葉』の威力に気付かされた出来事でした。 自分の状態や、『言葉』を使われる人の状態、頭で考えず、繊細な空気が流れる中、いくつかの状況が合わさると、奇跡的なことが起こるというような『言葉』の威力と確信。

もちろん、その方に『すそいおん』の言葉をお渡ししたのは言うまでもありません。



まる(宮城県/50代)

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