誰も住んでいない実家でエステサロンをOPENしました。サロンに来た人が、どの家かわからずよく迷われるので、それならいっそ、と宣伝を兼ねて看板を作り、門の外に出しました。実家は土地は有るのですが入口が狭く、車を駐車するには少々テクニックが必要です。そのため隣りのお寺様が親切に、実家に来たお客様の車をお寺の敷地内に停めることを許してくださいました。ところが、看板を出した途端に、商売するなら駐車場は貸さないと断られてしまいました。
よくよく考えたら、世間知らずの私はご近所にご挨拶する前に看板を出してしまっていました。そこでご近所に粗品とチラシを持ってご挨拶に伺いました。
亡き父とも仲良くして頂いていたご近所の方から、町内の総会で私が何か商売をしていると話題になって、総会や川掃除、その他町内の行事も出るべきだ!という話になったと教えて頂きました。その話を聞いた私は、住んでもなく、ゴミも出していないのに何故?と瞬間思い、父がグランドゴルフ愛好家を立ち上げた時、同じ町内の方々の中で対立があり、相当妨害されたと言っていたことを思い出しました。そんなことを考えている中、何の宣伝もしていないのに総会で話題に出て、逆に町内の方々にタダで宣伝して貰ってありがたいではないか、、川掃除や総会にも出たらもっと宣伝になると、何でもさせて頂きますという気持ちになりました。
また、教えてくれた方から、次の班長はお寺様だから話しをした方がいいよと教えて頂いたこともあり、まず私の事情を伝えなければと、覚悟を決めてお寺に話に行きました。ここでサロンをやるのは同居している義父母が亡くなるまでであること。ご近所に迷惑をかけないために看板を出したこと。ほとんどの人はお茶しに来ていること。家に来たお客様の車は後で私が自分の敷地内に移動すること。以上のことを話すと、奥様の表情が変わり優しい表情になりました。
その後教えてくれた方に報告に行ったらお茶に誘われ、報告をしているとその方の奥様が、今日炊いたと、お赤飯をお土産にくださり、後で思い起こすと、皆さんに対し『すそいおん』を使ってからこの現象が起きたことに気がつきました。
そしてこの出来事をある方に話したら、この一連が赤飯というメッセージで良き締めくくりとなったのでは、と、この投稿に至りました。
センカ(山形県/50代)