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魔法の言葉の底力

これは、私が進路に迷った時のお話です。


何が嫌という訳ではありませんが、とにかく地元から離れたいという気持ちが強く出る時期がありました。かと言ってどこに行って何をしたら良いのかも分からず、自分自身の明確な答えを探す日々が続いていました。


そんなある時、頭でいくら考えても真の答えは出るはずが無い。身体に委ねよう。とおもい ぱっと思い付いた地名を紙に6つほど書いて小さく折り畳み、目を瞑って両手の中でシャカシャカと振りながら、「どうか道をお示し下さい。『すそいおん』」と言って一枚開いてみると、私にとってとても大切な場所がある地名を引いたのです。

6分の1の確率でここを引くなんて~!!と大興奮。その地にご縁があったこともあり、数日も経たないうちに、奇跡的に就職先も決まりました。


しかし、厳しい父に報告しなくてはいけないという大きな壁がありました。

父の背中に『すそいおん』。鏡の中の自分に『すそいおん』。

ドキドキしながら話すタイミングを伺っていると、父の方から、「最近は仕事の調子はどうだ?」と聞かれたので、実はね、と報告すると、笑顔で「やりたいことをやったらいいよ」と言ってもらえたのです。

これまでは反対されることが多かったので、とてもとても驚きました。

流れが良すぎて、目には見えない何かに感謝しました。


『すそいおん』、、魔法の言葉の力を実感しています。



nico(沖縄県/20代)

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