『すそいおん』という言葉を聞いて、技術(技)として身につけるため、いつも意識が向くようにと、机の上に私の大切なスペースを設けました。毎日朝と夜、思い浮かぶ人(家族)に向け、なって欲しいイメージをして『言葉』を唱えました。今は家族一人一人の写真に『言葉』だけを投げかけています。
身の周りに起きた体験は母のことです。『言葉』を伝えきれているかはわかりませんが、私は『言葉』のおかげと思っています。
母は今92歳です。4年くらい前に心臓病で倒れて入退院を繰り返すようになり、何度も主治医の先生に最後通告を受けました。その母が今年2月に入院先でコロナに感染しました。持病のこともあり、高齢なので大変心配で、毎日母の写真に『言葉』をかけ続けました。いろいろありましたが、今はとても元気で、痴呆にもならず、自分の足で立ち上がり、穏やかに入院生活をしています。
このような状態でいられるのは『言葉』だと私は思っています。
よしちゃん(広島県/60代)